カープと巨人


こんにちは、僕は「おしゃべりアーティスト」と言う風に自分を規定することにしました。

数年後には「あのおしゃべりのナルさんは、塾もやってるの?授業受けてみたい!」と言われていたいです。笑

昨年書いて、どこにも出してなかった原稿があるので再利用しようと思います。

 

 

カープと巨人

なぜ、我々カープは巨人と巨人ファンを生理現象のように憎むのだろうか?

カープV8記念に考えてみたい。

2017年しか知らない人には想像もつかないだろうが、かつては巨人と広島には圧倒的な差があったのだ。

それは「持てる者」と「持たざる者」の差と言ってもいい。

まず、広島は「市民球団」(私は本当はそうだと思っていないが)と呼ばれるように、親会社が宣伝のために保有している球団ではない。当然のこと、独立採算だ。収入以上の支出はできない。親会社の宣伝目的なら宣伝効果も考慮すれば赤字経営も許される他球団とは違う。

ただ、これだけだと阪神も中日もヤクルトも当てはまる。我々のこの巨人への異様な敵愾心は説明がつかない。(FAで選手を取られたころは阪神にも多少憎しみがあったが笑)

断っておきたい。巨人は別に何も違法なことはしていない。多少マナー違反(江川とか裏金とか)はあるが、合法的な範囲で彼らの勝利に邁進しているはずだ。東京ドームの風もジャンパイアも都市伝説だと思おう。

我々が憎しみ、いらだつのは、巨人、そして読売グループの完璧な支配の構造と、そこから出てくる支配者然とした振る舞いなのだ。

巨人=読売である。読売新聞、日本テレビは、圧倒的に巨人を押す偏向的な報道をする。全国紙の読売新聞は野球に関しては巨人ベッタリ。テレビ中継は巨人戦ばかり全国ネットで流す。そして、中継はベッタリ巨人寄り。広島ファンからするとこれは巨人のプロパガンダか国民洗脳作戦か。私は一度巨人戦で珍しくカープが連打を浴びせて大量得点している場面で日テレの中継と解説者が目の前の試合の展開そっちのけで、いかに長島監督は素晴らしい人物かを熱っぽく語る中継を見たことがある。

そして、このメディアと一体化した鉄のトライアングルはおそろしく強い。全国で巨人戦だけ放送する。しかも巨人は大体強い。ON砲などスター選手がいて試合に勝つ。それを広島や中日など地元にフランチャイズ球団がない地方の人々がみたら、自然と強い巨人のファンになる。そして、全国にファンがいるから巨人の試合が求められ、一試合一億とも言われる放映権料が球団に入り、20%にも達しようかと言う高視聴率をTV局にもたらす。ゴールデンのバラエティ番組ですら、雨で中止の時の「代打」に過ぎなかったのだ。放映権料と親会社からの補填があれば、それはそれはFAに逆指名に資金は困らないだろう。今でも巨人と広島では平均の年棒に差がある。

そして、巨人の鉄のトライアングルは選手獲得にとっても有利に働く、ドラフト制度ができる以前は有力な選手は巨人などの人気球団を希望する。原爆が落とされた地方球団に入りたがる有力選手はいない。カープが初優勝したのは1975年だが、これは1965年にドラフトが始まった10年後だ。選手の獲得が自由競争で無くなったからこそ、10年かかってスカウトの妙でカープは強くなったのだ。そうでなければ弱小球団のままだったろう。
制度面で言うなら、憎きFA制度に隠れて忘れらてはならないのが逆指名制度だ。FAがマネーゲームになってしまってカープがかなわず、選手流出を招いたのは有名な話だが、実は逆指名も実質的に裏金が横行し、マネーゲームだったという説がある。巨人は人気球団だから引退後のTVなどの露出や人気を考えれば、裏金がなくても選手は希望しただろう。
高橋監督も逆指名だし、阿部も二岡も上原も逆指名だ。それは強いはずだ。カープは黒田や新井のように実績が無い原石を採ってきて、成功するのを願いながら磨くしかなかったわけだ。しかも、成功したらFAで抜かれる。

だから、この25年の暗黒期は、実は制度上の必然だったのだ。一場事件で裏金が表面化して2007年に逆指名が撤廃されたドラフトに戻るわけだが、それから約10年でカープは優勝している。そして、その主力は2007年以降の入団だ。

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