受験生は睡眠時間を削って勉強すべきか?


 

入試終盤ですね。

そろそろ皆さん焦ってくるころですかね?

受験生は睡眠時間を削るべきか?について僕の考えを書いてみようと思います。

 

保護者のlineの内容

 

塾の保護者とlineでやり取りしていて気になる内容があったので

それをきっかけでブログを書いてます。

 

「入試直前なのにこんな感じで大丈夫かな、みんなは0時前までやっているんじゃないかとか思ってしまいます。」

と、ありました。

 

「受験生は睡眠時間を削るべし」とよく言うけれど

 

これね、実はずーっとある普遍的な勘違いなんですよ。

 

「受験生だから、睡眠時間を削ってでも深夜まで勉強すべきだ。」

とか

「深夜まで勉強しているから頑張っている。」とかね。

 

色々意見があるでしょうが、僕はこれは間違っていると思います。

 

人間の基本は睡眠です。きっちり睡眠を取らずして、何事も成し遂げられないと思います。

(たまに寝ずにすごいことする偉人もいますが、僕はそういう人生は生きたくないです。)

 

睡眠=記憶を定着させる過程

 

人生観はさておくとして、学習の面では睡眠を削るのはメリットよりデメリットの方がはるかに大きいです。

 

と言うのは、寝てる間にその日の記憶が定着するからです。

 

いくら一生懸命勉強しても、やったことが頭に残ってないと意味がないですよね?

それをやっているのが睡眠なんです。

 

仮に7時間寝る必要があるとして、これを「受験生だから!」と2時間削ったとしましょう。

一日の残り時間が17時間が19時間になるだけです。

でも、睡眠だけで言うと7が5って、結構な割合ですよね。

 

この2時間で得られた勉強の成果より、睡眠が減ったことでもたらす17時間の成果への悪影響の方が大きいと思います。

 

睡眠削ったら、絶対眠くなります。残り19時間の能率も下がります。

眠いな~と目をこすりつつする19時間とすっきり寝ての17時間どっちが取れ高が多いと思いますか?

 

多分後者です。

 

だから、グダグダ言わずにさっさと寝ればいいんですよ!

 

僕は受験生時代は7時間寝てた

 

ちなみに、僕は大学受験の高校3年生の時は11時に勉強を終わらせて「寝る!」と決めてました。

夜更かしもしないのでかえって健康的でした(笑)

やっぱり、体に負担かけるやり方は短期的にはいいけど、長く続けるとどこか無理が来ますよ。

 

ただね、気楽にやってたわけでもないですよ。

自分の勉強の計画は自分で立ててましたから

「今日はこれだけやらないといけない!」って凄い量しないといけないわけです。

だけど、片方で

「でも11時までに終わらせないと!」

というタイムリミットがあるわけです。

だから、「11時に寝るために昼間追われるように勉強していた」と言うのが実情でした。

疲れますよ~。

寝つきの悪い僕でもこの時期はすぐ眠りに落ちてましたから(笑)

 

「睡眠削らないと間に合わない!」人はどうせ間に合わない

 

「のんきなことを言わないで下さい。先生は元々賢いからできたんです。

うちの子はそれじゃ間に合わないんです!」

と、この話をするとよくお母さんに言われます。

 

これに関する回答はいくつかあります。

 

一番残酷で身も蓋もない回答は

「そう。頑張ったと言っても、もともとのアタマの良さがないと受からないです。

だからお子さんがそこまでアタマ良くないなら、寝ずに頑張ってもどうせ無理ですよ。」

 

ちょっと、残酷かな(笑)

 

でも、これは一面の真実なんですよ。

上位の難関校は努力してくるのは当然で、その上で地アタマの良し悪しで差が出るような出題をしますからね。

ただし、広島で言えば学院・清心・附属くらいかな。

修道・女学院クラスは、ある程度の理解力があれば、努力と僕の教える腕があれば合格が狙えると思ってます。

 

睡眠時間削るより、昼間の能率を見直そう!

 

さて、意地悪な回答はやめてもう少し建設的なアドバイスしますね。

 

単純です。

 

起きてる間の17時間を本当に無駄なく過ごしてますか?

つい、だらだらしちゃったり、遊んじゃったり、休憩が長くなったりしてませんか?

多分、絶対に無駄な時間があると思います。

 

睡眠削るより、まずは昼間を効率化した方が正味の勉強時間増えますよ。

 

理想は、寝る・風呂・トイレ・ごはん以外の時間全てを勉強に費やすことですね。

もちろん人間の集中力は90分くらいで限界来ますから、10~15分くらいの休憩をはさむ必要はありますが。

 

これできます?

 

僕は高3の時にやろうとしたけど、やっぱりちょいちょい休憩が長くなったり、小説読みだしたら1時間経ってしまった!なんて感じでした。

 

「無駄なく、起きてる時間はほぼ全部勉強してます!それでも足りないから睡眠削るんです!」

と言う方がいらっしゃったら、どうぞ睡眠削って下さい。

ただ、本当にそんな凄い勉強してたら余裕で合格圏内にいるはずですけどね。

 

追記:ちょうどこのブログと数時間差で、同じことが現役国立大学(多分広大かな?)理系大学院生のブログに書かれてました。

[大学受験]地方の国立理系大学院生が考えていたこと6選

こちらもかなり参考になるので、よかったら読んでみて下さい。

 

睡眠を削らないといけない時点で負けている。

 

そもそもね、勉強って寝ずにしないと間に合わないというのがおかしいんですよ。

才能のあるなしはちょっとおいて、

たいがいの勉強って、睡眠削らずとももっと早くからやっておけば済む話なんですよ。

 

テスト前の徹夜とかもそうです。

そうならないでいいようにテスト勉強にとりかかる時期を早めればいいだけなんですよ。

 

皆さん、右にならえと言うか「みんなそうしてるから」という思考停止で行動されますが

テストの試験週間が試験1週間前だからと言って

就職活動みたいに、そこからしかテスト勉強しちゃいけないという協定なんてないわけですよ。

 

あれは、最低限1週間前からは勉強してもらいたい!ってだけなんですよ。

それに1週間前って言っても三日くらい怠けるしね。

 

僕はテスト勉強は2週間前からやってました。

ゲーム機を2週間前に封印するということを決めてました。

 

これだと全然間に合います。

前日に仕上がりすぎて勉強することがなくて困ったこともあります(笑)

だから、徹夜なんてしたことないです。

 

早くやり始めればいいだけなんですよ。

と言いつつ大学受験はギリギリでしたけどね(笑)

(これは受験は7割を不幸にする理論として稿を改めます)

 

「徹夜してる俺頑張ってる!」と思ってる人に言いたいです。

「徹夜をしないといけない時点で計画がクズだから」って。

 

なぜ、睡眠をけずりたくなるか?

「苦しんでる=頑張ってる」幻想

 

これね、日本人の悪い癖だと思うんですよ。

「苦しんでる=頑張ってる」「楽しんでいる=ふざけてる」

という無駄な根性論ね。

 

「眠たいのに寝ずに勉強してるうちの子は頑張ってる!」

って、苦労に酔ってしまってるんですよね。

 

この思い込みはどうにかなりませんかね?

 

まあ、結果を出すためには地道な努力が必要なので頑張ることには嫌な苦労をするという側面はあるんですけどね。

 

決して必要十分条件じゃないんですよね。

頑張ってる→多少嫌なことを我慢する

はあると思いますが

嫌なことに耐えている→頑張っている

には必ずしもならないと思うんですよ。

 

一番最高なのは、「楽しく効率的にやってたら結果が出た」なんです。

僕が、ちょっと肩の力が抜けた感じの楽しい感じの先生キャラで生徒に接してるのもその辺を考えてます。

だって、ただでさえ勉強って面倒くさくて苦しいのに、先生が堅苦しくて「苦しめ!苦しめ!」みたいな感じだったら嫌じゃないですか?

どうせなら、授業の中で1回でも笑わせて笑顔にさせながら、実は苦しいことを平然とさせようと狙ってます。

 

寝てないアピールに惑わされるな!

 

最初のlineのお母さんのコメントにも通ずると思うんですが

 

いるんですよね。

寝てない自慢をする人が

 

ここまで、読んでくれた方は分かりましたよね。

睡眠削って勉強してる人は、非効率なことしてるんですよ。

 

ただ、「苦しんでる=頑張ってる」幻想にとらわれてるので

「寝てない俺すごい!」って浸ってるだけなんですよ。

 

ですので、こういう自慢をしてくる大したことない奴にこころ惑わされないようにしましょう。

「え!?周りはこんなに頑張ってるのに、うちの子大丈夫かしら!?」

なんて心配する方が無駄ですよ。

 

ジョジョみたいに言いましょうか

「無駄無駄無駄無駄ぁー!!」って。

 

こういう自慢に出会ったら

「ああ、間違った勉強して悦に入ってる、大したことない人だな。」

くらいに思った方がいいですよ。

 

僕が今まで見てきた同級生や教え子の経験から言いますと

睡眠時間を削って凄い結果が出てる人はいませんでした。

むしろ、できる人ほど淡々と集中して日々すべきことを終わらせてますね。

そして、できる人ほど「こんなに頑張ってるアピール」はしませんから(笑)

 

努力は大事だけど、くれぐれも勘違いした根性論を努力とはきちがえないようにしましょうね。

 

睡眠を十分取るために昼間の勉強を必死で頑張ろう!

 

繰り返しになりますが、やらなければいけないことを自覚しながら

夜は早くきっちり寝ると決めましょう。

 

そして、そのために「早くやらないと!」と追われて下さい。

それで、昼間の能率を上げましょう!

 

それが、正しい頑張り方だと思います。

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